2011年7月14日木曜日

北緯44度、ウエンシリ岳の自然。


6月下旬、道北の北見山地の中央部に位置するウエンシリ岳に登りました。ウエンシリ岳は西興部村にあります。登山を開始してすぐに、ヒグマの痕跡を発見! 腸詰型の糞でした。今の時期は植物質の餌ばかりなのか淡い新緑色で、まだ柔らかく、数時間前のものでした。


稜線に出ると、全国で最も遅咲きのミネザクラ(チシマザクラ)が満開でした。


山の麓には、数キロに及ぶ雪渓があり、その下には、「氷のトンネル」がありました。通常は、氷が崩落する危険があるため見学できないのですが、当日は西興部村役場の方に案内していただきました。


氷のトンネルから冷風が吹いてきます。トンネル内を流れる水は凍りそうに冷たいです。その雪解け水を飲んでみました。


西興部村では、以前、中学校の課外授業で絵本制作についてお話しさせていただきました。


絵本の内容についてお話ししている最中、校庭をエゾシカの親子がゆっくりと横切りました。西興部村の豊かな自然に触れることを毎回楽しみにしています。