2012年3月17日土曜日

流氷の下に息づく生き物たち。

 オホーツク海沿岸、能取岬 (網走市) の灯台です。

 真冬のオホーツク海。能取岬の崖の高さは約40m。
眼下に流氷の雪原が広がっています。

 「流氷の妖精(天使)」のニックネームでおなじみのクリオネです。

 流氷の下で、羽根を広げた天使が空を舞うように泳ぎます。
体長は平均1cmくらいです。

 今年も北極圏から流氷とともに北海道にやって来ました。

 思わず「かわいい!」と思いました。ふうせん魚の幼魚です。
大きさはピンポン玉くらいです。

 ダンゴウオ科のふうせん魚は、水深約100m付近で生息しています。
海流に流されないように、お腹の吸盤で岩にくっ付きがんばります。

流氷の海に生息している、クリオネとふうせん魚。
いずれも、網走市のオホーツク流氷館で撮影しました。
厳しい自然を生き抜く彼らですが、
見ていて不思議と心が和みました。