2012年3月4日日曜日

冬の知床、感動が一杯。

オホーツク海を覆う流氷。北の海から南下してきた流氷の下には、たくさんのプランクトンが生息しています。そのため、流氷の海には、魚介類だけでなく、オジロワシやオオワシ(いずれも天然記念物)、トドやアザラシの他、様々な鳥類なども集まり、多くの生き物たちでにぎわっています。
2月下旬、流氷漂う知床の海を取材してきました。

 国後島より昇る朝日です。
先日まで接岸していた流氷は、この日、沖合2キロ先に移動していました。

 上空にはオオワシ。海に向かっています。

 僕も早速、羅臼(らうす)漁港に。

 オオワシに次ぐ大型の猛禽類、オジロワシです。

 翼を広げると、2m以上あります。

 オオセグロカモメ

 ウミアイサ

 ホオジロガモ

 スズガモ

 ウミアイサが必死になって逃げています。
せっかく捕獲した餌も、隙を見せるとすぐに奪われてしまいます。

 流氷の海では、生き物たちの生死をかけたドラマが次々と展開しています。

海鳥たちでにぎやかだった港も夕方、風雪でモノクロの世界に。
1羽のオジロワシだけが、最後まで海を見つめていました。