第12場面(絵本『カムイの森』より)
北海道の背骨と呼ばれ、急峻な頂きが連なる日高山脈。その北にそびえる山がメムロ岳(清水町)です。私が少年時代から慣れ親しんでいるメムロ岳は、手つかずの自然が残る原始性の強い山です。流れ出る渓水は美しく、数多くの生きものたちを育んできました。その渓流のひとつがホネオップ川です。「ホネオップ」は「鹿の骨を捨てた場所」を意味する地名です。
その地域に残る伝承を糸口に、2003年に絵本『カムイの森』(森の出版社)を制作しました。
第5場面
第6場面
第9場面
第10場面
『カムイの森』は、長い間、戦いを繰り広げてきた十勝と日高の鹿たちをカムイ(神)が戒め、その後、鹿たちはカムイの使者となって大地の森を守るという物語です。
第4場面
原始の森を流れる限りなく透明に近いホネオップ川の渓水。その貴重な自然を千年後の人類につなげていこうと「
十勝千年の森」が生まれました。絵本『カムイの森』は千年の森が舞台です。ショップ「
マンサードホール」、十勝毎日新聞社本社窓口等で取り扱って頂いています。