[6月2日、十勝岳連峰にて]
朝日を浴びるナキウサギ。
「ピチッ、ピチッ」
鳴き声が大空に響きます。
高さ1万m上空の氷の雲、すじ雲(絹雲)と高積雲。奥に浮かぶすわり雲は、積雲です。眺めながら、石井桃子さんの『ノンちゃん雲に乗る』の雲を、想像していました。
夕日で空は茜色に。
豊旗雲(とよはたぐも)です。
山の稜線から旗のようになびく雲が、十勝岳の噴煙のように見えます。
夕焼けの雲海。
空気もひんやりしてきました。
日の入りのグラデーション。
月光が照らす夜を迎えます。